外壁塗装を検討中の方必見!外壁部位(部材)の詳細を知って無駄のない見積書を依頼しよう
2023.07.21 (Fri) 更新
こんにちは。
東京都墨田区・江東区・台東区・江戸川区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事を行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。
新築のお家も10年ほど経つと外壁の色褪せや汚れが気になってきます。ひどい場合にはひび割れなども起こり、水漏れなどの原因にもつながります。
そのようなことがないように定期的に外壁塗装を行うべきですが、知識がないとどこの業者にどのような依頼をして良いかわからず、つい業者の言われるまま依頼をしてしまうことも。必要な施工をなるべく損のないように依頼して安心して長く住むことのできるお家を維持したいですよね。
そこで今回は「外壁塗装を依頼するために覚えておくと良い外壁部材の用語や見積書の項目」についてご案内!
この記事を参考にして、外壁塗装を失敗なく安心して依頼しましょう!
外壁塗装を検討したら…まずは外壁部材を知るところからスタート
新築のお家や過去に外壁塗装を行ったお家も、日々の雨風や太陽の光などの影響を受けて劣化していきます。状況などによりますが、10〜15年に一度はメンテナンスを行うことになります。
しかし、何度も行うものではないですし知識もないまま「どこに何を依頼すべきか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装の問い合わせや見積り依頼をする際に、多少でも知識や確認すべきポイントを覚えておけば見積書の見極めができたり、安心できる業者への依頼を行うことができます。
そこで最低限抑えておきたい、外壁や外壁と一緒に依頼することの多い屋根の知識と見積書の見方・見極め方について解説していきます。
主な外壁部材の名称と役割について
まず外壁とひと言でいっても、外壁塗装で扱うのは壁以外にも様々な部材があります。
外壁塗装では、ただ壁の色を塗り替えて美しくメンテナンスを行うだけでなく、補修が必要な箇所があればきちんと対応してひび割れ、水漏れなどのトラブルが起きないようにすることも大切な作業です。 塗装や修繕を行う際、この名称はどこのことなのか、どんな役割をしていて補修をしないとどうなるのかなどがわかると業者の言いなりにならず、見積り内容に納得してお願いすることができるようになります。
そのため、以下では主な外壁部材の名称と役割についてご説明していきます。
目地(めじ)
外壁は1枚でできているわけではなく、いくつもの板が繋がっています。その継ぎ目のことを目地(めじ)といいます。また、外壁だけでなく窓サッシとの継ぎ目も同様に目地と呼びます。
この隙間にはコーキング(シーリング)といわれるものを詰めて防水加工が行われており、外壁は水漏れなどが起きないようになっています。
幕板(まくいた)
ボーダーや胴差(どうざし)、化粧胴差ともいわれる幕板(まくいた)は、1階と2階の外壁間にある仕切り板のことです。
外壁のツートンカラーを際立たせるなど見た目のメリハリをつける目的としても用いられている部材ですが、雨水が溜まりやすい箇所でもあります。経年劣化などの原因により、トラブルの原因となる場合もありますので、外壁塗装を行う際は一緒に点検を行ってもらい状態によってはメンテナンスを行いましょう。
雨戸(あまど)
雨戸(あまど)とは窓の外側に付けられている板戸のことです。
雨や台風の際の強風による飛来物が窓ガラスに当たって割れてしまうのを防ぐ目的などで取り付けられています。そのような目的で取り付けられているものなので、耐久性は高いですが、雨風や太陽の光によって色あせや汚れが起きやすい箇所です。
取り替えだけでなく、塗り替えで修復が行えるので、気になる場合はメンテナンスを行うのがオススメです。
戸袋(とぶくろ)
雨戸はいつも閉めているわけではなく、普段は窓の両サイドに収納されています。この収納場所のことを戸袋(とぶくろ)といいます。
こちらも雨戸同様に雨風や太陽の光で劣化しやすい箇所なので、定期的に塗り直して美しく保ちましょう。
ちなみに、雨戸や戸袋くらいならホームセンターで塗料を買って自分で塗り直しができないのか?というと対応は可能です。しかしうまく塗り替えるには、錆落としなどの作業も状態によっては必要になります。これがうまくできていないとそこへ雨水が入り込むことで、錆の混ざった雨だれが起き、汚れや周辺の部材への影響が発生することがあります。
面格子(めんごうし)
全ての窓についているものではありませんが、面格子(めんごうし)とは防犯などの目的で窓の外につけられている柵のことをいいます。木製・金属製など様々なものがあります。
劣化や色あせが見られる場合は、塗り直しで補修を行いますが素材によって塗料が異なりますので、間違いのないように対応する必要があります。
入隅・出隅(いりずみ・ですみ)
どちらも外壁の角の部分を指すものですが、へこんでいる箇所を入隅(いりずみ)・出っぱっている部分を出隅(ですみ)といいます。
いずれも外壁と一緒に塗り直すことになる部分ではありますが、外壁はローラーで一気に塗っていきますが、入隅・出隅は細かな場所のためハケなどを使って丁寧に仕上げます。
また、地震などの揺れ・衝撃の影響を受けやすい箇所なので、塗り直す前にしっかりと点検を行って劣化やひび割れが起きていないかしっかりチェックすべきポイントです。
基礎巾木(きそはばき)
外壁の下にある基礎とも呼ばれる部分です。こちらはモルタルが塗装されている場合が一般的ですが、塗装されずコンクリートが打ちっぱなしの状態になっていることも多い箇所です。
笠木(かさぎ)
ベランダの手すりなどの上部に取り付けられた板のことを笠木(かさぎ)といいます。木製や鉄製など様々な素材でつくられています。
飾りのように見えますが見た目だけでなく、雨漏りやその他の部材の骨組みを支える躯体としての目的で取り付けられている場合もあるため建物にとって重要な役割です。必ず一緒に点検を行い、劣化が見られる場合は防水の補修作業などを行いましょう。
矢切り(やぎり)
三角屋根のお家に見られる、外壁と屋根の間の三角スペースのことを矢切り(やぎり)と呼びます。
見積書に書かれている施工内容について
外壁の部材について解説をしてきましたが、ここからは実際に外壁塗装業者に相談を入れて見積書をもらった際に覚えておくと良いことをご紹介していきます。
まず、外壁塗装とひと言でいっても塗装をするには、その準備なども必要です。それらにも資材や人件費がかかってくるため、見積書にはその費用についても記載が入ります。
何の費用なのかよくわからないけれど、業者の担当者は必要なものだというから…とよくわからないまま依頼をしてしまい、不必要なコストをかけてしまった。もしくは、本来であれば必要な作業だったのに省略されてしまっており、きちんと作業できたのか不安。とならないためにも、見積り内容の詳細についてもざっくり把握しておきましょう。
足場
足場とは、外壁塗装で高いところを塗る時のためなどに必要なものです。
見積りに記載のある足場とは一般的に「仮設足場の組立」と「飛散防止シートの設置」をまとめたものをいうことが多く、金額は業者によって異なりますが基本的には設置箇所の大きさ(㎡)で金額を出すことが多いです。
養生
外壁塗装を行う際、塗料を塗ってはいけない場所や塗料が飛ぶ可能性のある場所にきちんと養生を行う作業が必要です。
養生を行うのは主に窓、駐車スペースがあれば車などに行います。また塗装を行う近隣の住宅にも塗料が飛散する可能性があれば、トラブルを防ぐためにも作業を行う旨を説明の上で近隣住宅の必要箇所にもきちんと養生を施します。
洗浄
外壁塗装工事は、まず初めに高圧洗浄機などを用いて現在ついている汚れを丁寧に落としていく作業があります。この作業を怠ると劣化を早めたり、仕上がりにムラが出ることもあります。
基本的には高圧洗浄機を使ってしっかりと汚れを落とす業者がほとんどですが、なかには水洗いでサッと済ませるだけの業者もあるので、どのような方法で洗浄作業を行うかは見積もり段階で確認しておくと安心です。
下地処理
外壁の塗装は一度塗りではなく、下地も含めて層になるように塗られています。この下地処理は、塗料を塗る前のベースとなる塗装作業なので必ず行われるか見積書で見たり、直接聞いて確認しましょう。
また、下地はどこに施すのか、ひび割れなどの補修作業も含まれるのかなど作業の詳細も把握しておくとより安心です。
コーキング(シーリング)
コーキングとは、外壁の継ぎ目や窓との境目にある目地に施されている防水のゴムパッキンのようなものです。
劣化具合により、取り替えの場合は「打ち替え」となり、補修を施すだけで良い場合は「付け足し」という作業になります。本来であれば打ち替え作業が必要なのに、サッと済ませるために付け替え作業で済ませてしまうことのないように事前診断をしっかり行ってもらい、適切な作業をお願いするようにしてください。
下塗り
外壁塗装を行う上で重要なのがこちらの下塗り作業です。下塗りを行う目的は外壁塗装をキレイに行うためだけでなく、後々の劣化に関わる耐久性の維持でもあります。
元々の外壁の色を隠していく目的のほか、外壁にひび割れなどが見られる場合は、この下塗り作業で埋めるなどの補修作業を行っていきます。
仕上がり、耐久性どちらの面からもこの下塗り作業は必要なので必ず行われるか確認をしましょう。ただし、近年では下塗り不要の塗料もあるため、そのようなものを使用すると説明があればこの限りではありません。
中塗り・上塗り
外壁塗装は一般的に、下塗り・中塗り・上塗りと三回塗装を行っていることがほとんどです。
中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使いますが、二度行う目的は一度だけの塗装だと仕上がりにムラがでたりする可能性があるのでそれを防ぎキレイな仕上がりにするためです。 仕上がりの良さだけでなく、経年劣化によりもし上塗りの外壁が剥がれてしまってもその下にもう一層あることで、ムラが出にくいというメリットもあります。 なかには中塗りを省いている業者もあり、仕上がりを見ただけではその違いもわかりにくいため、依頼前に確認しましょう。
オプション(付帯部の塗装・補修作業など)
上記記載の作業以外にその他補修作業などが必要な場合は、別途オプションでの対応が付帯で付いてくるので、説明を聞いて必要か否かを判断してください。
見積書の内容で注意すべきポイントは?
外壁塗装の施工会社には悪徳業者も存在すること、またそのような業者の見極めについて解説してきました。ここでは悪徳業者ではない、安心できる業者を探すためにはどのようなポイントを抑えておけば良いかという点について、ご紹介していきます。
塗装が3回塗りか
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを基本としている業者がほとんどです。近年では、中塗りが不要な塗料なども流通していますが見積もりに3回塗りが行われることが記載されているかを確認することは大切です。
見た目を美しく仕上げる目的のほかに、下塗りは外壁と上塗りの塗料をしっかりと密着させるプライマーの役割もになっています。中塗りと上塗りは、ムラのないキレイな外壁に仕上げるだけでなく、雨風や太陽の光を浴びて劣化する外壁の耐久性を上げる目的もあります。
この3回塗りの工程を省いて手抜き作業を行う悪徳業者もいるので、見積書をチェックしてもし工程が省かれていたらなぜ不要なのかをしっかり聞いてから依頼を検討しましょう。
塗料・メーカーが明確になっているか
外壁塗装の塗料には様々なメーカー・種類(グレード)があり、特徴もまちまちです。
グレードは主にアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などがあり、耐久年数も塗料によって変わってきます。
見積書に何の塗料を使った工事を行うかの記載がなく、耐久年数などを案内された場合は、きちんと塗料のメーカー・種類も聞いて、案内に誤りがないか確認してください。
ちなみに、下塗りと中塗り・上塗りの塗料は異なるので、どちらも明確に記載してもらいましょう。
なお、塗料のメーカーで有名な国産のものは日本ペイント、エスケー化研、関西ペイントの3種類です。こちらであればより安心でしょう。
下地処理の内容
下地作業は様々な作業があり、主なものではクラック処理やケレン作業などがあります。
クラック処理とはひび割れの補修です。ひび割れの種類や状態により補修工法も異なります。ケレン作業とは錆を落とす作業で、錆の種類などにより工程も異なります。
下地作業は仕上がりの見た目では、きちんと行われているか判断することがプロの目でも難しいといわれています。そのため、見積りの段階で行われる作業を明確にしておきましょう。
足場組み・解体費用が無料になっていないか
足場組みにはそれに使用する足場の仕入れや人件費などが必ずかかるので、無料で行えるということは絶対にありません。
しかし、無料やサービスといわれた場合は、その他の工程や材料費に足場代が上乗せされている可能性もあります。それで返って必要以上にお金を取られてしまうことのないように、注意しておきましょう。
一式とまとめられている箇所が多く、不明瞭な点が多くないか
一式とまとめられており、作業や塗料の詳細が書かれていない場合は詳細をもらうようにしましょう。
詳細不明のまま作業を依頼してしまうと、「作業をしてほしかった箇所が行われていない」「案内された耐久年数を維持できる塗料が使われているかわからない」「相場に見合った金額で行われているかがわからない」などの問題や不安点が発生します。
素人にもわかる説明も交えながら、きちんと案内も行ってくれる安心の業者に依頼をしましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の依頼をする際に知っておきたい外壁部材の名称と詳細や見積書の内容についてご紹介しました。
「よくわからないから」とプロにお任せしてしまうと思っていた作業が行われなかったり、悪徳業者の言いなりになってしまうこともないとはいえません。
費用がかかり、10年に一度ほどの大規模なメンテナンスなので、安心して依頼ができ納得のいく仕上がりを手に入れましょう。
ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり塗装工事を行っております。
ぜひお気軽にお問合せくださいね。
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