外壁のひび割れの原因は?症状別の原因と補修方法を解説
2023.02.01 (Wed) 更新
こんにちは。
東京都墨田区・江東区・台東区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事リフォームを行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。
外壁や基礎にひび割れがあるのを発見したとき
「なんで!?原因は何?」
「放置したらどうなるの?」
と不安になるものですよね。
そこで、今回は外壁のひび割れについて
- ひび割れの種類
- ひび割れの原因
- ひび割れの補修方法
を解説します。
この記事を読めば、ご自宅の外壁や基礎のひび割れが「どれくらい緊急性の高いものなのか」を知ることができるでしょう。
なお、後半では「補修の際の注意点」も紹介しています。
外壁や基礎のひび割れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
外壁・基礎のひび割れの原因
外壁や基礎のひび割れは以下の2種類にわけることができます。
- 表面に発生するヘアークラック
- 建物本体に発生する構造クラック
それぞれで、原因や補修方法は異なります。
詳しく見ていきましょう。
【外壁・基礎のひび割れ症状1】表面に発生するヘアークラック
ヘアークラックとは、コンクリートやモルタルに発生する「幅0.3mm以下、深さ4mm以下」のひび割れのことです。
髪の毛のような細いひび割れなので「ヘアークラック」と呼ばれています。
ヘアークラックの原因は?
ヘアークラックは、表面の塗膜塗料が経年劣化したことが原因です。
紫外線などの影響でコンクリートやモルタルが乾燥し、収縮や膨張を繰り返したことで塗膜の表面がひび割れてきます。
経年劣化によるヘアークラックは、すぐに建物本体に悪影響を及ぼすものではありません。
しかし、「外壁塗り替え時期がきている」ということは頭に入れておきましょう。
一方、施工して間もない期間で亀裂が生じる場合は、施工不良の可能性もあります。
例えば
- 工事の時の塗料の乾燥が不十分
- 塗料と外壁の相性が不適切
な場合でも、ヘアークラックは発生します。
施工不良を見つけたときは、できるだけ早めに施工業者に連絡をし、対処してもらうことが肝心です。
自分で判断が付かない場合でも、気になるなら施工業者に問い合わせ、調査してもらうようにしましょう。
ヘアークラックの補修方法は?
ヘアークラックの補修方法としてよくつかわれるのが以下の3つの方法です。
- 外壁塗装時の下地材で補修する方法
- 注入器で、ひび割れにセメント接着剤を注ぎ込む方法
- ひびに沿ってV型に溝をほり、コーキング材を注入する方法
中でも、外壁塗装時の下塗りで、刷毛でしっかりと下地材をひび割れに刷り込んで補修する方法が一般的です。
ヘアークラックは、塗膜表面にできた細いひび割れなので、塗装でも補修することができます。
外壁塗装の際には、補修も兼ねた良質な下地材を使うようにしましょう。
なお、基礎にヘアークラックがある場合は、塗装をしないのが普通です。
当面は経過観察とすることがほとんどです。
【外壁・基礎のひび割れ症状2】建物本体に発生する構造クラック
構造クラックとは、コンクリートやモルタルに発生する「幅0.3mm以上、深さ5mm以上」のひび割れのことです。
構造クラックはヘアークラックと違い、表面だけではなく外壁や基礎の内部からひび割れている状態になります。
構造クラックの原因は?
構造クラックは、以下のようなことが原因で発生します。
- 地盤沈下
- 地震や強風
- 設計ミス
構造クラックは、建物自体に影響を及ぼす緊急性の高いひび割れなので、場合によっては、強度計算や施工方法の再確認が必要になることもあります。
見つけた場合は、早急に対処することが重要です。
構造クラックの補修方法は?
構造クラックは深くまでひび割れているため、内部にコーキング材をしっかりと注ぎ込む補修方法が効果的です。
補修は、以下の手順で進めていきます。
- 密着性を高めるために、ひび割れをV字やU時にカット
- ひび割れ内部の凹凸を整えてから、コーキング材を充填
- コーキング材の上に仕上げ塗装を行う
外壁・基礎のひび割れを補修するときの注意点
外壁や基礎にひび割れをみつけたとき、どうしたらいいか迷いがちです。
特に以下の3つの点は、焦ると失敗しやすい傾向にあるため注意しましょう。
- 補修はできるだけ早く行う
- DIYはしないほうがいい
- 飛び込み業者は避ける
補修はできるだけ早く行う
クラックが発生したら、できるだけ早い段階で補修するようにしましょう。
前述したように、ヘアークラックは緊急性を伴うひび割れではありません。
しかし、塗膜がひび割れるということは、外壁塗装の塗り替え時期が来ている目安です。
できるだけ早く補修を行うことが、費用を安く抑えることに繋がります。
構造クラックは、建物に悪影響を及ぼすので早急に対処すべきひび割れです。
放置すると、雨水が建物内部に侵入して、劣化や腐食を引き起こす原因になる可能性があります。
最悪、建物自体に負荷を与え、長く住まうことができなくなるかもしれません。
構造クラックは建物の寿命に大きく影響する症状です。
みつけた場合は、早急に専門業者に連絡するようにしてくださいね。
DIYはしないほうがいい
外壁や基礎にひび割れをみつけた時、できることなら自分でDIYして対処したいと考える方は多いのではないでしょうか。
ひび割れをDIYで補修する最大のメリットはコストを削減できる点です。施工業者に頼む場合と比べてその差は歴然となります。
しかし、DIYでの補修は
- 長持ちしない
- 失敗すると余計にコストがかかる可能性がある
- 不十分な仕上がりになり、建物寿命を縮める可能性がある
ため、オススメはできません。
補修の際の汚れの除去や下処理が不十分だと、コーキング材などの補修材が密着できずに長持ちしない恐れがあります。
専門知識がなく正式な工程をふんでいない補修は失敗しがちですし、失敗すると症状が広がったり手間をかけて取り除く必要がでてくる可能性も大きいです。
コストはかかっても、ひび割れの補修はプロの施工業者にお願いするようにしましょう。
飛び込み業者は避ける
ひび割れの補修を飛び込み業者に依頼するのは、オススメではありません。
外壁や基礎にひび割れがあると、悪徳業者から目をつけられやすくなります。
もちろん、訪問販売業者でも問題ない場合はありますが、不安をあおり高額の金額で契約を迫られる機会が多くなる傾向にあります。
悪徳業者は、十分な説明や調査報告がないことがほとんどです。
たとえ緊急に補修を勧められても、冷静に判断するようにしてください。
外壁や基礎のひび割れが気になる時は、信頼できる施工業者に依頼するのが一番です。
「契約するかどうか」を判断するときは
- 調査報告書
- 見積りの項目
- 工事範囲
- 保証
- アフターフォロー
を重視すると、業者選びで失敗するリスクを減らすことができますよ。
まとめ
今回は、外壁や基礎のひび割れについて、原因や補修方法、注意点などを解説しました。
ひび割れの深刻さは、幅や深さによって異なりますが、「大丈夫だろう」と自己判断すると重大な劣化を見逃してしまうかもしれません。
ひび割れの補修はプロに依頼することを強くオススメしますが、施工業者の選び方も大切です。
後悔しないためにも、フットワークが軽く、口コミも確認できる「実績豊富な施工業者」を選ぶようにしてくださいね。
ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり外壁・屋根塗装工事を行っております。
現地調査・診断も無料で行っています。
ぜひお気軽にご相談くださいね。