屋根の雨漏り!主な5つの原因と修理費用の相場について解説
2022.10.14 (Fri) 更新
こんにちは。
東京都墨田区・江東区・台東区密着で外壁塗装、屋根塗装、雨漏り補修、防水工事リフォームを行う外壁塗装&屋根・雨漏り専門店ベストリニューアルです。
大雨のとき天井などにシミを見つけ、雨漏りしていることに初めて気づいたご経験はありませんか?
雨が上がったら、つい雨漏りがあったことを忘れてしまいがちですが、これ以上の被害を拡大させないためにも、気づいたら早急に修理を行うことが肝心です。
そこで、今回は
- 屋根から起こる雨漏りの原因
- 応急処置と根本的に解決するための工事の方法
- 雨漏り修理の費用相場
について解説します。
雨漏りを放っておくと、ご自宅の内部が腐ったり、シロアリが発生したりすることもあります。
この記事を参考に、ぜひ早めに工事を行うようにしましょう。
目次
屋根から起こる雨漏り!5つの原因
【屋根の雨漏り原因1】屋根自体の劣化による雨漏り
屋根をメンテナンスせずに放置してしまうと、紫外線や風雨により屋根材が劣化してしまい、雨漏りの原因となることがあります。
屋根材が劣化すると
- 屋根材にヒビが入る
- 防水塗膜がなくなって屋根材が水分を含み、大量のコケや藻が発生する
- 穴があく
などの症状がおこり、屋根から雨水が侵入するようになります。
【屋根の雨漏り原因2】雨仕舞板金からの雨漏り
屋根には、その接合部分、谷になる場所、あるいは棟となる場所など、様々な部分に板金とよばれる薄い板状の金物があります。
つまり、板金は屋根の弱点となる場所や雨水の影響をうけやすい場所に施されているのです。
この板金が劣化し、サビたりへこんだりすることで穴があいてしまうと、雨漏りが生じます。
近年は、ガルバリウム鋼板という耐久性に優れた板金が主流となりましたが、以前までは10年程度で穴があいてしまうようなトタンが使われることもありました。
実は屋根材よりも板金のほうが、雨漏りの原因となることが多いのです。
【屋根の雨漏り原因3】ルーフィングからの雨漏り
瓦屋根から雨漏りした場合、最も多い原因はルーフィングが劣化したことによる雨漏りです。
ルーフィングとは、屋根材の下にある防水シート(屋根下葺き材)のことをいいます。
雨水は、屋根材とこのルーフィングシートで、確実に食い止められるようになっているのです。
「ちょっと前に雨漏りしたこともあったけど、その後は特に問題ない」というケースをよく耳にしますが、これは風向きなどで、ルーフィングの劣化部分に雨水が侵入してしまったのでしょう。
「以前はあった雨漏りが、今は何もない」ということは、今はたまたまその劣化部分に雨水が入り込んでいないだけで、ルーフィングの劣化は当時よりも進んでいるはずです。
ルーフィングには30年以上寿命のある高耐久製品もありますが、つかわれている多くは、寿命が20年以内のルーフィングです。
築20年以上が経過した屋根からの雨漏りを根本的になおすためには、ルーフィングを新しくすることが必要となるでしょう。
【屋根の雨漏り原因4】天窓からの雨漏り
雨漏りは、天窓からも起こります。
これは
- 天窓のガラス部分と、その周辺部分の間にあるシールが劣化した
- エプロンとよばれる防水材が劣化し穴があいた
- 天窓と屋根材の間に落ち葉などがたまることで上手く排水できなくなった
ことなどが原因です。
築10年以上たった天窓からの雨漏りは、ほとんどの場合が経年劣化といえるでしょう。
【屋根の雨漏り原因5】施工不良による雨漏り
築年数が浅いのにもかかわらず雨漏りが発生した場合は、施工不良による雨漏りの可能性があります。
例えば、屋根材と屋根材の間にあるべきはずの隙間がなく、内部に入り込んだ雨が上手く排水されずに雨漏りしてしまうケースは、施工不良によるものです。
また、外壁と屋根の取り合い部分の雨仕舞があまく、雨漏りしてしまうケースも施工不良が原因といえるでしょう。
屋根雨漏り修理の費用相場
屋根の雨漏りの修理は
- 応急処置(部分工事)
- 定期的なメンテナンス(屋根の全体工事)
- 雨漏りを根本的に解決する工事(屋根の全体工事)
にわけることができます。
ここでは、雨漏り対策について、それぞれの一般的な費用相場について紹介します。
なお、費用相場は
- 戸建て:25~30坪
- スレート屋根:40~150㎡
を基準に算出しております。
実際には建物の構造や、面積、状態によって大きく変動するため、正確な費用は、屋根施工業者に見積をもらって確かめるようにしてください。
【応急処置】部分的な修理
以下は部分的な屋根修理費用相場になります。
- 棟板金:3~20万円
- 谷樋:3~20万円
- 天窓修理:4~20万円
- 屋根補修:20~75万円
部分的な修理をすることで、雨漏りを解決することができますが、一時的な解決としかならず再び雨漏りするケースもあります。
部分的な修理を行う場合も、施工業者の選定や工事方法を慎重に検討するようにしましょう。
【屋根全体の工事1】屋根の塗装
屋根塗装は、塗膜によって風雨・太陽光・熱などからのダメージを緩和させるメンテナンス方法です。
屋根塗装の費用相場は16~60万円程度となります。
しかし、屋根塗装は塗膜で屋根材を保護するのが役割です。
発生した雨漏りは食い止めることができるわけではありませんので、注意しましょう。
【屋根全体の工事2】屋根カバー工法
カバー工法とは、既存の屋根に新しい屋根を被せる工法で、塗装ではメンテナンスできないほど劣化してしまった屋根や、屋根の寿命を延ばしたい工事をしたい方にオススメの工事方法です。
カバー工法の費用相場は60~225万円程度と屋根の塗装工事よりは高くなるものの、屋根を葺き替えるよりも廃材が出ないので、工期も費用も抑えることができます。
しかし、カバー工法を行うことができるのは、スレート屋根やコロニアル屋根となります。瓦屋根には使えない工法となりますので注意しましょう。
【屋根全体の工事3】屋根の葺き替え
屋根の葺き替えとは、現在の屋根を壊して新しい屋根にする工事のことをいいます。
工事を行うことで、屋根材だけでなく、屋根下地やルーフィングが新しくなるので、屋根含めた住宅の寿命がアップします。
屋根の葺き替え工事の費用相場は80~300万円程度と、メンテナンス方法の中では最も高額となりますが、雨漏りや経年劣化の根本的な解決ができる方法です。
まとめ
今回は屋根からの雨漏り!主な5つの原因と修理費用の相場について解説しました。
屋根からの雨漏りの原因
屋根の雨漏りの原因 | 状況 |
屋根自体の劣化 |
・屋根材にヒビが入る ・屋根材が水分を含んだ状態になる |
雨仕舞板金 |
・サビが発生する ・穴があく |
ルーフィング |
・防水機能がなくなる ・隙間があく |
天窓 |
・天窓のガラス部分と、その周辺部分の間にあるシールが劣化 ・エプロンとよばれる防水材が劣化し穴があく ・天窓と屋根材の愛大に落ち葉などがたまることで上手く排水できなくなる |
施工不良 |
・屋根材と屋根材の間にあるべきはずの隙間がなく、内部に入り込んだ雨が上手く排水されない ・外壁と屋根の取り合い部分の雨仕舞が適切でない |
雨漏り修理の費用相場(参考:戸建て 25~30坪 スレート屋根 40~150㎡)
工事 |
内容 | 費用相場 |
応急処置 |
棟板金 |
3~20万円 |
谷樋 |
3~20万円 | |
天窓修理 |
4~20万円 | |
屋根補修 |
20~75万円 | |
屋根全体工事 |
屋根塗装 |
16~60万円 |
屋根カバー工法 |
60~225万円 | |
屋根葺き替え |
80~300万円 |
雨漏りを放置しておくと、建物はどんどん傷んでいきます。
雨漏りによって構造体が腐ったり、シロアリが発生したりすれば、大規模な改修工事が必要となることもあります。
そのような事態にならないためにも、雨漏りが発生したら、修理はなるべく早く行うようにしましょう。
また、屋根や外壁のメンテナンスを定期的に行うことは、雨漏りを防ぎ、結果的に費用を抑えることにもつながります。
大切なご自宅の寿命を縮めないためにも、10年に1度は、屋根や外壁の調査・メンテナンスを行いましょう。
ベストリニューアルは、創業以来60年以上にわたり屋根の工事を行っております。
無料で雨漏り診断も行っておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。